スケボーを始めたら皆が出来るようになりたい、オーリーというテクニックがあります。スケボーの中で、基本中の基本になるので是非マスターしたいものです。

そこで肝となるポイント、オーリーで大切な後ろ足の使い方とテールを蹴るタイミングを科学していきます。

1.オーリーとは?

スケボーを始めたら、まず憧れるトリックはオーリーだと思います。ボードと一緒にジャンプしている光景を見て感動した人は、そう感じた時からスケーターの素質があると思います。

スノーボードのようにデッキと足が固定されていないのにどうして飛べるのか?という、疑問を持たれる方もたくさんいます。それはなぜかという事を、オーリーの基本的な動作と効率よくマスターするためにどうすれば良いのかを紹介します。

まずは、オーリーの仕組みを一言でいうならば「テコ」の原理です。テコの原理とは、棒(デッキ)と支えを利用して小さな力で大きな物を動かす仕組みのことです。

デッキを支える「支点」と実際に力を加える「力点」は、テコの原理により大きくなった力が働く「作用点」の3点により成り立っています。言葉で説明すると難しいかもしれませんが、スケボーにこの仕組みを当てはめると、デッキはそのまま棒の役目、支点はテール側のウィール、力点は後ろ足により蹴られたテール、そしてその力は作用点であるノーズに掛かり、デッキは斜めに浮かび上がります。

ボードを思い通り動かすためには軸となる自分の体をぶらさずに、後ろ足と前足をうまく使いコントロールする事が大事になってきます。ですが、身体にその理屈を理解させるのには時間がかかりますし、個人によっても上達のスピードは違い一概にどのくらいの練習量かというのは難しく、とにかく出来るまでやることです。

オーリーをするときの身体の動作としては、後ろ足でテールを弾くとデッキのノーズ側が持ち上がり、次にノーズが持ち上がってくるスピードと、全く同じスピードで前足を持ち上げます。そうするとノーズが頂点に達した時に前足はデッキのノーズの先端にある状態になります。

前足の動きとデッキの動きのタイミングが合わないと、オーリーは失敗してしまうことになり、遅いとテールが上がってこないですし逆に早すぎると、前足が抜けて股間にデッキが刺さることもあります。

前足の擦り上げるという動作がオーリーの中では重要なのですが、擦り上げる前にしっかりテールを後ろ足で弾かないとノーズが上がってこないのと、前の足の擦り上げる動作が中途半端な動きになるのでなかなか飛べないと思います。しっかりテールを弾くという意識を心がけて欲しいです。

2.後ろ足の使い方

しっかり弾くのがテール足の使い方なので、強くパチンッと弾くことです。後ろ足はテールのキック角度に合わせるように、少し斜め後ろ方向に蹴り込みます。そうすることでノーズが浮きやすくなって、前足を擦り上げる時にデッキの方から足に擦りついてきやすくなります。

弾いた後ろ足は、前足を前に押し出す動作とほぼ同じタイミングでしっかり上げます。

3.テールを蹴るタイミング

テールを蹴るタイミングは、デッキの上でスクワットするように膝を軽く曲げて構えます。構えのコツは、重心・体勢を崩さずにデッキを地面と水平に安定させておくことです。そうしてタメを作ったら、上半身先行で真上に飛び上がります。

重心を崩さないように身体から真上に伸び上がれたら、この次がテールを蹴るタイミングになります。伸び上がりながらテールを真下に蹴り、パチンと音がなることがもっとも重要です。このパチンと鳴らすことをしっかり意識して練習していくのが上達に差が出ると思います。

初めから高く飛ぼうとしなくていいので、しっかりと後ろ足でテールを弾いて、前足を擦り上げたら後ろ足を胸に引きつけるように上げる動作を、頭の中でひたすらイメージして叩き込み、なんどもトライしてみて欲しいです。