オーリーで物を飛び越えたりカーブに飛び乗れるようになってきたら、カーブトリックにトライしてみると良いと思います。

カーブ系にはスライドとグラインドがありますが、今回はグラインドトリックの上達する練習方法をご紹介したいと思いまます。

1.グラインドとは?

スケボーのグラインドとは、日本語でいうと研磨という意味である事からゴリゴリと擦り合せることです。

カーブや縁石の端をトラックのハンガー部分で滑るトリックの総称になります。

グラインドにもバックサイドとフロントサイドといったエントリーする時の方向があり、コーピングがお腹側にあるフロントサイドと背中側にあるバックサイドの2通りで、それぞれやり方も難易度も異なってきます。

グラインドにはいろんな種類のトリックがあるので、スケボーのグラインドトリックをざっくりとご紹介しておきます。

1.50-50グラインド

フィフティーフィフティーグラインドといい、前後両トラックでグラインドする最もベーシックなカーブトリックです。

1番初めにグラインドの練習をするトリックに選ぶと良いと思います。

2.5-0 グラインド

ファイブオーグラインドは、テールマニュアルのように後ろのトラックだけでグラインドするトリックです。

このときコーピング部分にテールがついていてもいなくても構いませんが、つかない方が格好良いです。

3.ノーズグラインド

ノーズグラインドは、ノーズマニュアルのように前のトラックだけでグラインドするトリックです。

4.スミスグラインド

スミスグラインドは後ろのトラックをコーピングに掛けて、前トラックがコーピングより下にある状態でカーブを挟み後ようにグラインドするトリックです。

5.フィーブルグラインド

フィーブルグラインドはスミスグラインドと同じような形で似ていますが、ノーズを落とす方向が逆になります。

カーブだとノーズが落とせないのでレールでグラインドすることが多いです。

6.Kグラインド

クルックドグラインドとも呼ぶのですが、グラインドする形がアルファベットのKに似ていることからケー・グラインドとも呼ばれ、このトリックはテールがカーブの外側にありノーズ側のトラックがコーピングに斜めに掛かったままグラインドするトリックです。

2.エントリーが重要

カーブトリックを行うためにフラットでオーリーをしてからカーブに乗るまでの動作をエントリーといい、身体の向きやオーリーの方向にアプローチの姿勢など、その要素は様々になります。

全てのカーブトリックで重要なのは、きちんとしたエントリーが出来ることなので確実にカーブの上に乗ってグラインドすればメイク出来ることが多いです。

エントリーのコツはカーブの高さへ正確に合わせれる上達した精度の高いオーリーが出来ることが大前提になります。

オーリーが上達して思うようにデッキコントロールできるようになってから、練習し出すことが望ましいです。

グラインド時の目線はコーピングを見ながら自分が飛び乗る部分をマークしながら目を離さず、丁度良いタイミングでオーリーをします。

もう一つ重要なのは、トラックがコーピングに接する際に出来る限り力を抜いてリラックスしておくことです。

コーピングが大理石など、荒い素材のコーピングのエントリーで力んでしまうとトラックが詰まって前に投げ出されることが良くあります。

なのでエントリー時は常に力を抜いてコーピングになるべく衝撃が加わらないようにスムーズにエントリーする練習をします。

エントリーが成功すると自然とカーブの上をグラインドできると思います。

慌ててバランスを崩さないようにして安定したグラインドが出来るように心掛けます。

3.カーブからのアウト

カーブから降りることをアウトといいカーブの端にきたら軽くテールを踏んでノーズを上げ、縁石から降りる要領でカーブからアウトします。

カーブが長くて途中で降りる場合は、着地面を見ながら小さくオーリーするようにカーブから降ります。

グラインドをトライする前に縁石や色々な場所でスケボーしていれば、この動作でつまずくことは少なくなると思います。

グラインドする時は、滑る前にスケボーをカーブやレールに当てがってみて、どれくらいの摩擦具合なのかを見ておくことも大切ですし、滑りが悪い場合はカーブに適量のカーブワックスを塗って引っ掛かりをなくすように塗ったりしておきます。