1つのスケートボードは複数のパーツが組み合わされてできています。スケートボードに縁がない人は完成品しか目にすることはありません。

しかし実は、パーツそれぞれに特性がありますので、より安全にそしてパフォーマンスを向上させるには、パーツの特徴を学び上手にカスタマイズしなければいけません。

1.スケートボードのパーツにはどんなものがあるか

スケートボードは、見た感じでは板にタイヤがついているだけのように見えます。

しかし、この単純に見える道具を使って、ジャンプをしたり、自由にクルージングしたり、色々なトリックをするのですから、見た目以上に繊細な道具と言うことができます。

では、スケートボードはどのようなパーツで構成されているのでしょうか。

スケートボードを分解してみると、大きく分けて、3つのパーツで作られていることがわかります。

それは、デッキ、トラック、ウィールです。

これは専門用語なのであまりイメージが付かないと思いますので、簡単に説明していきます。

デッキは、スケートボードの板のことです。

デッキには、滑り止めとして、ざらざらした素材のデッキテープというテープが張り付けられているのですが、ここではデッキとして一体になっているものとして扱います。

トラックは、デッキとウィールを接着するための部品です。

ウィールは、まさに字のごとくタイヤのことです。

2.スケートボードのパーツの特徴

スケートボードはデッキ、トラック、ウィールで構成されていることが分かりましたが、それぞれがどんな役割をしているのか説明していきます。

1.デッキ

デッキには、色々な大きさのものがあります。

長さは大人用と子供用で分けられており、それぞれにおける長さにそれほど違いはありません。

ここでは、幅について注意が必要です。基本的に足の大きさで選択します。

乗る際に、つま先や踵でコントロールしますので、デッキの上にべったり乗った状態でつま先と踵が少し出るくらいがいいでしょう。

初心者には、やや太めのデッキを選択することをお勧めします。

太いということは、足の裏がデッキと接着する面積が広いということで、安定感が増すからです。

2.トラック

トラックは、メーカーによって形が微妙に異なります。

そして、ウィールを付けたとき、地面からの距離が長くなるものと短くなるものがあります。

これは好みになりますが、初心者のうちは、安定感を学ぶために、地面からの距離が長くなるものを選択するといいでしょう。

3.ウィール

ウィールにも色々な大きさがあります。これは、基本的にはトラックの形状に合わせます。

トラックの説明で、初心者は地面からの距離が長くなるものを選択することを推薦しましたが、これにより、大きいウィールを装着することができるからです。

大きいウィールを扱うことで、安定感を学ぶことができるうえ、スケートボードそのものの動きをより肌で感じて楽しみことができます。