チクタクはスケボーの基礎中の基礎となるトリックです。
テールを踏みノーズを上げて、スケボーを左右にリズムよく振りながら進むトリックで、プッシュの次に練習することが多いトリックだと思います。
チクタクが上達する練習方法を3つのポイントごとにご紹介します。
1.チクタクとは
チクタクとは、プッシュを使わずにノーズを左右に振って前進するトリックです。
スケボーの上に乗って完全に静止した状態から、ノーズ側のウィールを地面から離して左右どちらかに勢い良く振りながら着地させます。
次は逆方向に振り、また逆、その逆・・を繰り返すことで、振り子時計のようにチクタクチクタクと勢いがついて、どんどんスピードアップしていきます。
プッシュで前進して加速することが出来るのにチクタクをすることに意味があるのかという疑問を持たれる方もいますが、確かに実際スキルアップするにつれてチクタクの使用頻度は減り、最終的にはプッシュでスピードを付けてチクタクは使わなくなります。
ただしそれは出来るようになった前提なので、やり始めの人にはチクタクは必ず練習して欲しく、スケボーのバランス感覚を養うのに不可欠な練習だからです。
無駄な動きの無いスケボーの乗り方などを総合的に養え、先々のトリックへの上達の近道にもなるので、習得しておくことをオススメします。
はじめは思うように前に進めなくて、格好悪く思うかもしれませんが数日で出来るようになると思うので、諦めずに上達するためのキーと思って頑張って欲しいです。
では、次に上達への3つのポイントを伝授いたします。
2.重心は前足に
まず、チクタクのスタンスは後ろ足はテールを踏んでノーズを浮かせるため、テールの先端部分に置いてつま先側に少し力を入れておきます。
前足は、ノーズ側のビスの上辺りにかまえ、足の裏全体に力を入れておきます。
重心がデッキの真ん中にあるかどうかがスタンスでは重要なのでしっかり意識して乗ります。
チクタクはテールを踏むので重心が後ろにいきやすいかと思いますが、テールを踏むのを意識するあまり重心が後ろにいきすぎて、転んでしまう失敗が多くあります。
テールを踏むので後ろに重心を置くものだと思いがちですが、チクタクをする時の重心は後ろではなく、前足に置くのがキモになります。
重心を置く比率としては、前足7に対して後ろ足は3ぐらいです。
そして、テールを踏むときは重心を後ろに移すのではなく、足で踏みつけるようなイメージに変えれば、前足に重心を置いたままノーズを浮かせることができるようになると思います。
3.リズムキープ
前足に重心をおきながら、テールを踏めるようになればデッキを左右に振ることはできるようになっていると思います。
次に、チクタクで前に進むためにはデッキをテンポよく振り続ける必要があるのです。
最初のうちは後ろに進んでしまうことが多いかと思いますが、それでもテンポよくデッキをふれるように頑張ってみます。
テンポよく振れていれば、きっと前に進むことができます。
4.ワイドに大きく
デッキは左右に振れているし、ちょっとは前に進むけどなかなかスピードがでない時の原因は左右に振るときの角度が足りないということです。
左右に大きく振れば振るほど、スピードは早くなっていきます。
ここで注意していただきたいのが、左右に振る角度を均等にするということなのです。
左に振る角度が右に振る時の角度より大きければ、当然左にばっかり進んでしまいます。
地面にまっすぐのラインを描くか、指標となるものを見つけてそれを軸に、左右に振る練習をするとどのくらい均一に振れているのか分かりやすくなるので、試してみるといいです。