スケートパークには、ハーフパイプが設置してあるところがあります。ただ、日本ではあまり設置しているところが少なく、練習する場所は限られています。そのため、経験者が少なく、始めるには敷居が高いのです。ここでは、基本的なことを紹介していきます。

1.ハーフパイプで練習するための準備

ハーフパイプは、大きいランプをイメージするといいでしょう。

大体基準として、4mくらいの高さのものをハーフパイプといいます。

普段このような大きいセクションで滑ることはないため、スケートボードに乗ることに慣れている人でも、どのように滑っていいのか戸惑ってしまうかもしれません。

ハーフパイプを滑るためにはヘルメットとプロテクターの着用は必須です。

ヘルメットは頭部を守るために必要ですが、プロテクターは膝やひじを保護するだけでなく、正しく転ぶためにも必要な道具なのです。

ハーフパイプで転ぶためには、ニースライドという技を使います。

ニースライドは、プロテクターを着けている膝で、ハーフパイプ内を滑り落ちる技です。

こけそうになると、膝をつくことで安全に転ぶことができます。

ニースライドを習得しないままハーフパイプの練習をしてしまうと、腰から落ちたり、手首をついたりして、ケガをしてしまう恐れがあります。

ハーフパイプのような大きいセクションを使う際にはケガの防止策が何より大切なのです。

2.ハーフパイプの練習

スケボーでハーフパイプを練習する手順として、まずはハーフパイプに慣れることが必要です。

ハーフパイプの一番下からプッシュをします。

最初は低いところだけでもいいので、ハーフパイプ内を行ったり来たりします。

戻ってくるときにはフェイキーになりますが、フェイキーに慣れなければいけないのです。

ハーフパイプの角度に慣れるだけでも相当時間がかかりますので、地道に練習しましょう。

フェイキーがある程度できるようになったら、ターンに挑戦します。

ターンは、バックサイドターンとフロントサイドターンがあります。

フラットでのターンと違い、角度がありますので難しく感じるかもしれません。

ポイントは、フラットでのターンよりも腰を低くすることです。

腰が高いと、ハーフパイプの角度に負けてしまい、振り落とされてしまいます。

ハーフパイプでは、ターンの習得が重要で、高い位置でターンができなければエアーをすることはできません。

エアーはターンの延長で、ハーフパイプの一番上で綺麗なターンができて初めてエアーに挑戦することができるのです。