50-50グラインドや5-0グラインド、ノーズスライドが出来るようになったら次のステップはテールスライドが上達する練習方法にトライしていきたいと思います。

ノーズスライドの時よりも高いオーリーとフロントサイド180の正確な回転性が上達には必須です。

1.テールスライドとは?

スケボーのテールスライドとは、カーブやレールなどでデッキのテール部分を使ってスライドするトリックで、フロントサイドとバックサイドのエントリーの仕方があり、やり方はそれぞれ違います。

それに、ノーズスライドと比べるとテールを目標物よりも高い位置に持っていくために高さが必要になるためエントリーは若干難しくなりますが、掛ける練習を積むことでスライド自体は一度出来れば安定するコツが掴めるかと思います。

今回はバックサイドテールスライドよりもエントリーしやすいフロントサイド側のテールスライドの練習方法を解説していきます。

2.スタンスからアウトまで

テールスライドのスタンスは、オーリーかフロントサイド180のスタンスに置きます。

アプローチの仕方はカーブに対してあまり角度を付けずにやや平行気味に入ります。

テールを掛ける部分をしっかりと見ながら、90度回転するところまでしっかりとオーリー出来るようにします。

十分に回せない場合バックサイド側に体を捻って反動を付けても構わないですが、初めはスピードを抑えておかないとテールを掛けた時にまくられてしまう事があるので注意しておきます。

イメージとしては、上半身は回転しつつもデッキはカーブと平行に50-50グラインドをする延長で、そこから一気に90度回転させて掛けに行くように練習すると掛かけやすいと思います。

テールを掛けるには、高さと角度と重心に正確さがないとカーブの側面にウィールが詰まったりデッキがコーピングからスケボーごとずり落ちてしまいます。

しっかりとオーリーしてからデッキの中央に残した重心を軸に、後ろ足でテールをコーピングまで運ぶようにします。

テールに体重を掛けすぎると詰まってしまうのでテールに体重を掛けつつもデッキの真ん中に重心をおくように意識します。

スライド時は、重心をデッキの真ん中に残しつつ後ろ足の土踏まずの前辺りでテールを押し続けるとスムーズにスライドします。

スライド中はノーズ側の肩を閉じておくとテールをコーピングにロックしやすくなってデッキが開いてくるのをカバーできるようになります。

他のスライドトリックと同じで、身体は少しだけデッキよりも後ろ側ですが頭がデッキ上にあるよう前後に傾き過ぎないように気をつけます。

ここまで出来ればあとのアウトは容易いと思います。

アウトをする際は身体とデッキを元に戻すように、上半身も元の位置にひねりながら少しテールを踏んで降ります。

イメージを掴むために、乗りやすいカーブで静止した状態でテールを掛けて乗って降りる練習をしておくと良いかと思います。

スケボーでは事前にイメージしておくことが大切です。

3.テールスライドのコツ

上達するためには前提として、フロントサイド50-50やフロントサイド180の安定したスキルが絶対条件になります。

最初は高さが無いカーブを使って練習し、テールをしっかり掛ける動作を覚える練習をします。

ゆっくりのスピードでも少し角度をつけてエントリーして掛けに行っても良いので、とにかく掛けることに集中します。

慣れてきたら、長いスライドをメイクできるように距離を競ってチャレンジしてみると良いと思います。