ドロップインよりも、もう一段階ハイレベルなトリックを今回はご紹介いたします。
それはロールインというトリックで、プラットフォームからR面に直接滑り降りるトリックです。
ワイルドにキメたいならば、ロールインが上達する練習方法にチャレンジです!
1.ロールインとは?
スケボーのロールインとは、Rやランページ、ボールといったセクションのプラットフォームからR面に直接滑り降りるトリックです。
コーピングにテールを掛けてR面を下るドロップインと比べて速いスピードがつけられます。
直接滑り降りると言っても、オーリーしてエントリーするトリックではないです。
ロールインにはフロントサイドとバックサイドに分けてエントリーするのですが、どちらもやり方はほぼ同じなのでやりやすいと思う方で練習してもらえればいいと思います。
解説については、どちら側も共通した説明をします。
ドロップインよりも数倍怖さもアップするので、スケボーでのいい度胸試しにもなります。
2.ロールインでエントリーするにあたって
ロールインにはフロントサイドとバックサイドでエントリーするのですが、どちら側もロールインするポイントからある程度距離を取って、遅すぎず速すぎないスピードを付けます。
遅すぎず早すぎないスピードというのはなんとなく、人が歩く時のスピード感覚をイメージするのがいいと思います。
スタンスは後ろ足をテールに乗せて広めのスタンスで後ろ足はオーリーのようにテールの端にある必要はなく、少し内に入れるくらいの安定するスタンスに置きます。
ロールインする手前まではコーピングと並行に滑りながら、そこから垂直に近い角度まで90度振るようにターンします。
降りる間際、ターンをし始めると同時に着地するR面を見て体勢と心の準備を整えたら一気に次の動作に入ります。
軽くテールを踏んで前方のウィールを浮かせはじめて、コーピングの出っ張りを超えるためにテールを踏みます。
後ろのウィールがコーピングを超えるまでしっかりとテールを踏み、身体はアール面に沿うように倒していきます。
ここでビビってしまって腰が引けたり後ろ重心になると、大転倒必至ですので、ドロップイン同様思い切りが大切です。
もちろん、重心が前過ぎると前に倒れ込む危険があるので常にデッキの中心に重心をキープすることを意識しておきます。
それでコケてもこのトリックの一番の上達薬になるはずなので、まずは自分に打ち勝つことです。
テールのウィールがコーピングを超えてR面に着地する時、上半身がR面にキレイに沿っているとスムーズに着地ができて舐めるように滑る感覚が気持ちいいと思います。
これをわかるようにとにかく度胸勝負になります。
もしもコーピング程度の小さな出っ張りを超える感覚が分からない場合は、この練習を始める前にフラットで同じぐらいの段差を越える感覚を掴んでおく方がいいです。
3.やっぱり度胸
ロールインの練習もやっぱりドロップインと同じく最初は度胸が必要になります。
ある程度のスキルが無ければ足がデッキから外れる恐れがあって危険です。
インターフェイキーやアクスルストールなどである程度、Rでの滑りに慣れて自然とやり方がイメージ出来てから思い切ってチャレンジしてみるといいです。
一番注意しておきたいのはビビって中途半端でエントリーしに行くのが一番危ない練習方法です。
とにかくやると決めたら思い切って乗りに行く勇気を持つことが上達の鍵になります。
ドロップインと同様、一度感覚が掴めれば自然と出来るようになるトリックですのでヘルメットとプロテクターは最初は必ず装着して健全なスケボー練習に励んで欲しいと思います。