スケボーのショービットが上達する練習方法 | スケボーが上達する練習方法

ショービットというトリックは、デッキを後ろ足でお腹側に180度回転させて前足でキャッチするトリックです。

プッシュやチクタクが出来るようになってきたら是非トライして欲しいです。

今回は安全かつ効率的にショービットが上達する練習方法をご紹介します。

1.ショービット（SHOVE-IT）

ショービット（SHOVE-IT）は、後ろ足を使ってスケボーをお腹側に180°回転させるトリックです。

デッキのテールとノーズを入れ替えるために使ったり、マニュアルやカーブトリックなどと複合させて使ったりと使い方は豊富で、ポップショービットや360フリップなど、多くの種類の回転系トリックの基礎になる重要なトリックになります。

ただ、あまりスケボーに慣れていない状態で180度回ったデッキに乗るのはかなり怖いはずです。

それでも順を追っていけば安全に練習できるトリックでもあるので、どうやって練習したらいいかをお伝えいたします。

まずは、どうやったらデッキが回るのかを覚えることからが上達への一歩です。

ショービットのスタンスは、前足はノーズ側のビスの上かビスが半分くらい隠れる安定する位置に置きます。

後ろ足はテールの端っこに置いて、つま先が少しデッキから出ているようにしたら、テールを押すためにつま先に力に入れておきます。

はじめは、プッシュして乗りながらだと怖いかもしれないのでデッキから降りた状態で後ろ足だけデッキに乗せて、デッキを回す練習をしてみます。

どれくらいの強さでしゃくればいいのか、足のスタンスはどこがいいのか、などを色々と試して簡単に回せるようになったら次のステップです。

ポイントは一発で１８０度しゃくって回転させることです。

次は板に乗った状態で回していくのですが、いきなり乗りにいかなくても大丈夫です。

自分の腹側にデッキを回しながら、デッキをとばすイメージでやってみます。

なんとかデッキに乗った状態で回せるようになれば、後は勇気を出して乗りに行くだけです。

体はやや進行方向に向けてそれに合わせて肩のラインも進行方向に開きます。

最初目線は真下に向け両足を見てもいいですが、必ずデッキの回転を見るように心がけて、慣れてきたら前足からノーズ周辺を見ると安定するようになります。

スタンスが整ったら少し膝を曲げて軽く重心を真下に落とし、ためを作ります。

ためを解放した勢いで軽く真上に伸び上がり、後ろ足のつま先でテールの端を軽く真横に押してそのまま蹴り抜きます。

テールが地面に付いてしまうと綺麗に回転しないので、地面の方向に力がかからないように注意します。

デッキから降りた状態で回す感覚をつかむことと、デッキに乗った状態で乗りにいかずに回すことだけを練習すると、より安全に効率的にショービットを身につけることができます。

最初から板を回すことと乗りにいくことを同時にしてしまうと、マスターするのが難しくなってしまうので、転んだりすねにデッキがぶつかる回数も増えて嫌になると思います。

乗りながらできるようになってきたら、後ろ足でしゃくって前足でキャッチする動作を一連で練習します。

前足でキャッチできたら、しゃくり終えた後ろ足をデッキに戻せたら両膝を軽く曲げて、重心を安定さることができればメイクです。

最も回転系のトリックで上達するには、回転軸をしっかり意識して練習することです。

回転軸がブレないように、タメを作った時は重心がブレないようにノーズ側やテール側に偏らないよう意識して、綺麗に回転させることを意識すると、自ずとコツがわかってきて簡単になってくると思います。

ショービットができるようになると、今後いろんなトリックをやる上でレパートリーが増えてきますので、スケボーの楽しみもグッと増えてきます。